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Channel: 妙観堂つれづれ日記
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「淫心」茶色のキリギリスさん③ 執着のない愛・すすんでいた「愛」?

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Yさんは60才を過ぎた頃から、女性にとても良くもてました。
還暦をむかえ初老に差し掛かったころから急にもてだしました。
いわゆる「プレイボーイ」です。同性の私などからみると?ですが。
以前と同じように「お菓子」「バナナ」等のお土産を持って良く訪ねて頂きました。
私が「Yさん何時もいつも、いろいろ頂戴しますが、どうか手ぶらで来て下さい」
Y さん「お寺に来るのに手ぶらでは来れないでしょう。それにたくさん貰ったんで食べきれないので」と私と数時間、茶飲み話をしますが本堂にお参りはされませんでした。
ある時バスから女性の方と2人で降りられる姿。(バス停がお寺の横にあります)
「こんにちは」と私。なにか照れくさそうなYさんと同伴された女性。近所の方ではありません。なかなか小綺麗にされたお方でした。手には見慣れたスーパーの袋を持たれていました。
翌日、Yさんが「バナナ」を持たれて訪ねて来られました。
「昨日は住職に見られてしまいましたね」
「綺麗なお方でしたね。見かけない方ですがどちらの方でした」
「H市の子で、良く来るんです。昨日はバナナを持って来てくれたので」(H市は私ども所から電車で1時間程の城下町です)
「あの子は乳癌の手術をして、体にすごい手術のあとがあるんです。一人で住んでるんですが寂しいからと、月に2度ほど来るんです」
それから詳細に(表現に困るほど詳細に女性との関係を熱くお話を)されます。
今までの世間話とは違う親身なお話でした。(しかし、語るにはばかる赤裸々すぎる)
最後に「いつもお礼にお菓子やバナナを持って来てくれるいい子ですよ」と。
私がYさんに頂戴していた「お菓子」や「バナナ」のお方でした。
ある時は、自転車の後ろに巨体の女性を乗せフラフラとするYさん。
タクシーでYさんのお宅を訪ねる女性。
お隣のSさん「Yのところは良く女がきよる。何をしとるもんか?」
私「Y さんから、お菓子やバナナを貰いませんか?」
Sさん「貰うけど、気前が良いやつだから」
私は、心の中で「女性からのプレゼントの、お裾分けなんだな~」と。
私が、バス停で2人連れの姿を見かけてからは、訪ねて来て話す、話は赤裸々すぎる話ばかり。
60過ぎの方も元気だよな~。「老いてますますお盛んなことで」
大阪に薬を求めて通っていた理由は、それでだったと納得。
70を手前にした頃にYさんが指を三本立てて「住職キツクなった~」と。
私、オイオイそんなにしとったんか~と、感心ともキモチ悪う~とも。
Yさんには申し訳ありませんが、描写を交えた赤裸々なを聞かせて頂くのはキモチの良いものではありませんし、非常にエネルギーのいるものです。
お話を聞いてからの「お菓子」や「バナナ」も?
寺族は何時もYさんが持って来て頂くからと「本堂」にお供えのあと、美味しく頂戴していましたが、私はチョット。




画像お借りしました。


昨日の新聞に週刊誌の広告が、
『週間○スト』誌
「死ぬまでSEX」オンナは梅雨どき、性欲が3割増すらしいぞ
『週刊○代』誌
「あの素晴らしSEXをもう一度」シリーズ始まって以来の大ピンチ。
AVみたいなSEX、二度としないで「大人のSEX」と大人しいSEXは違うから
と、子どもたちが見たらどうするの?と憚れる広告記事が。(スポーツ新聞でも何でもありません。一般新聞です)
買って読んだことはありませんが、多分Yさんの赤裸々なお話と同じようなものかと思いますがYさんは、今から30年も前に「こんな時代が来る」と予見し実践されていたのかと思う今日この頃です。
Yさんの名誉のために「Yさんの行為は、いつも相手の女性に喜んでいただくもの、自分は、高額な薬を服用までしても一所懸命な」ものであったと本人に聞いた、私の感想です。
お相手を選ぶことは決してせず「求められたら」どなたとも「全力で平等」であったようです。
報酬も、お相手が持ってこられる「お菓子」や「バナナ」それも強要したものではありません、お相手の心からのお礼ですから。
執着(しゅうじゃく・とらわれることがない)のないYさんの広いひろい「愛・あい」であったのかと?
「淫心」Yさんの行為は、みだらなこと、男女関係にふしだらなことと言えることなのでしょうか?
皆さんはどう思われますか?
                     Yさんのお話は、次回で終える予定です。


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